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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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汚染水対策土のう、10年たって足かせ 26t「厄介な存在」に

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東京電力福島第1原発の汚染水の濃度を下げるために並べられたゼオライト入りの土のう=東電の資料より
東京電力福島第1原発の汚染水の濃度を下げるために並べられたゼオライト入りの土のう=東電の資料より

 高濃度の放射性物質を含む汚染水対策に追われている東京電力福島第1原発。4月に処理水の約2年後の海洋放出が決まったが、新たな課題が浮かび上がっている。10年前、建屋の地下にためる汚染水への対応として緊急投入された土のうだ。当時の対応が、ここに来て廃炉作業の足かせになっている。【岡田英/科学環境部】

放射性物質吸着、表面は高線量

 事故を起こした4号機の南側に並ぶ二つの建物。ともに地下2階まであり、高濃度の汚染水計7800立方メートルがたまっている。問題の土のうは、その中に沈んでいる。

 事故直後、1~3号機の原子炉では炉心が溶ける「メルトダウン」が起き、溶け落ちた核燃料を水で冷やしたため大量の汚染水が生じた。当時、今のように敷地内に汚染処理水をためるタンクや放射性物質の濃度を下げる装置はなく、東電はこの二つの建物の地下を急きょタンク代わりにした。その際、地下2階の通路に土のうを並べた。

 なぜ、土のうなのか。袋の中には「ゼオライト」という軽石が詰まっている。ゼオラ…

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