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入管・難民問題

国外退去処分になった外国人の入国管理施設での扱いが注目を集めています。難⺠に厳しいと言われる日本。人権は守られている︖

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「解明、道半ば」 野党、ウィシュマさんの映像開示を引き続き要求

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名古屋出入国在留管理局長との面会後、ウィシュマさんの遺影と共に記者会見する妹のワユミさん(前列右)とポールニマさん(同左)=名古屋市中区で2021年5月17日午後3時43分、川瀬慎一朗撮影 拡大
名古屋出入国在留管理局長との面会後、ウィシュマさんの遺影と共に記者会見する妹のワユミさん(前列右)とポールニマさん(同左)=名古屋市中区で2021年5月17日午後3時43分、川瀬慎一朗撮影

 政府・与党が18日、外国人の在留管理を厳格化する入管法改正案の今国会での成立を断念したことを受け、立憲民主党など野党は「大きな成果だ」と勢い付いた。だが、収容先の名古屋出入国在留管理局で3月に亡くなったスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)の監視カメラの映像開示については、政府・与党に引き続き求めていく構えだ。

 立憲の枝野幸男代表は改正案成立断念を受け、党会合で「スリランカ女性の死亡、こうした事件が現行法のもとで起きている。入管法について本当の意味での改正を勝ち取っていく、そこに向けての新たなスタートラインに立ったということだ」と強調。さらに「世界の他の国々に胸を張れる入管行政に変えていく、大きな転機にしていかなければならない」と述べた。

 衆院法務委員会の階猛・野党筆頭理事(立憲)は「最善の結果になり喜んでいると同時に、名古屋入管で亡くなられたウィシュマさんの(問題の)解明はまだ道半ばだ。カメラ映像の開示、あるいは最終報告書の早期公表に向けて、引き続き委員会の場で取り組んでいきたい」と話し、今後も政府に映像の開示を求めると強調した。

 共産党の志位和夫委員長は記者会見で「今回の入管法を断念に追い込んだことは、国民世論と野党共闘の大きな勝利だ。同時に、問題は引き続き追及していかなければならない」と述べた。

 国民民主党の玉木雄一郎代表も党会合で「法案を犠牲にしてまでビデオ(映像)を出さないということは、どれだけ出したくない中身だったのか。実態がどうなっているのか、政府に明らかにすることを求めなければならない」と話した。【古川宗】

【入管・難民問題】

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