鍋つかみも? けが防止からイベント利用まで多様化進む野球用具
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野球の技術や戦術と同様に、プロ野球選手を支える用具も日々、進化を続けている。バットやグラブ、スパイクなどプレーに直結するものはもちろん、けがを防ぐための「鍋つかみ」のような新たな用具も登場している。一方で、ピンクのバットのようにイベントで活用する動きも出てきており、多様化が加速している。
5月12日のDeNA―巨人戦(横浜)。塁に出た巨人の選手がはめていたのは通常の走塁用手袋ではなく、手首から指先までをすっぽりと覆う丸い「鍋つかみ」のような黒いものだった。
正体は「走塁ガード手袋」。巨人の選手が使うようになったきっかけは9日のヤクルト戦(東京)の五回。一塁走者の坂本が、捕手からのけん制球にヘッドスライディングで帰塁して右手親指を骨折した。選手本人の心掛けだけで帰塁の際のけがを防ぐのは難しい。そこで巨人は、重信ら一部の選手が使っていた「走塁ガード手袋」を基本的に着用することにした。原監督は「(けがを)防げるならばというところ」と話す。
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