連載

麺食い・列島味便り

地方で食べた麺の思い出や感想、紹介してほしいご当地麺などをお寄せください。メール:shuto@mainichi.co.jp▽郵送:〒100-8051 毎日新聞東京本社地方部・麺食い係(住所不要)

連載一覧

麺食い・列島味便り

海の幸ラーメン 宮城県東松島市 カニ雑炊、締めの一杯に

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
毛ガニ、エビ、ホタテ、アサリなどの魚介が麺が見えないほど乗った「海の幸ラーメン」=宮城県東松島市野蒜で2021年4月16日、神内亜実撮影
毛ガニ、エビ、ホタテ、アサリなどの魚介が麺が見えないほど乗った「海の幸ラーメン」=宮城県東松島市野蒜で2021年4月16日、神内亜実撮影

 東日本大震災で被災した宮城県東松島市野蒜(のびる)の食堂「えんまん亭」では、地元産の魚介をふんだんに使った豪華な一杯を提供している。大きなホタテ、毛ガニ、エビ、アサリ――。その名も「海の幸ラーメン」だ。

 カニみそのコクが加わった鶏ガラスープに細い麺がよく絡み、口いっぱいに潮の香りが広がる。思わずスープを飲み干したくなったところで、店員がまるごと一匹入ったカニの身をほぐし、ホタテの殻に乗せてくれた。そのままスープをかけるもよし、ご飯を追加で注文してカニ雑炊に仕立てるもよし。人それぞれの味わい方を楽しめるという。

 いまでこそ、全国から客が目当てに訪れる看板メニューだが、店主の遠藤惣之助さん(79)が20年ほど前に「どこの店にもない独創的なラーメンを」と考案した。季節限定メニューもあり、冬は大粒のカキがたっぷり入った「カキラーメン」、春はシャコエビを使ったあんかけ丼などが人気だ。

この記事は有料記事です。

残り929文字(全文1322文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集