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古賀攻専門編集委員の政治を中心としたコラム。

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やがて悲しき東京五輪=古賀攻

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 東京と大阪で来週から動き出すワクチン大規模接種センターについて、前自衛隊トップの河野(かわの)克俊さん(66)が「自衛隊を使うにしても国家安全保障会議で協議をすべきだった」と苦言を呈した(今月12日、日本記者クラブ)。

 統合幕僚長を退いて2年、もちろん自衛隊は「最後のとりで」であるべきだと思っている。だが、今回の「作戦」は五輪を控えて接種数を大急ぎで増やしたいのに打つ人手が足りない、ならば自衛隊を、という流れで出てきた。

 センターに詰める医師も看護師もれっきとした自衛官。配置の変更は安全保障上の考慮を必要とする。今がそれだけの国家的危機と位置づけるのなら、事務レベルの調整で済ますのではなく、政権の高度な意思決定として国家安全保障会議を通すのが筋――。

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