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国際協力機構(JICA)の海外協力隊の経験者や職員の有志が、ルワンダの男性現地職員の息子で胆道閉鎖症という難病を抱える乳児を救うため、募金への協力を呼びかけている。6月の手術を見据え、クラウドファンディング(CF)などで約2000万円の費用を5月中に集めることを目標に掲げる。【渡辺薫】
ルワンダでJICAの現地職員として働くイディー・ハビヤンベレさん(44)の息子、ガンザ・ハビヤンベレ・イーサンちゃん(2020年11月生まれ)は「1万人に1人が患う」という胆道閉鎖症と診断された。肝臓と十二指腸をつなぐ胆管が詰まって胆汁が流れなくなり、最悪の場合、死に至る。肝臓移植以外の治療法がない。
移植提供元として、母親のムスタリザ・アンジェリカさん(37)の肝臓が適合することがわかったものの、ルワンダに手術ができる病院がなく、ベルギーでの手術が決まった。だが、手術費は約2000万円。平均年収が10万円台のルワンダの国民にとってあまりに高額のため、今回の募金への協力の呼びかけを決めたという。
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