首相の「後ろ盾」巡り争いじわり 安倍氏らが「二階氏包囲網」?

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麻生太郎副総理兼財務相(中央奥)があいさつしている最中、突然はがれた菅義偉首相のポスター=自民党本部で2021年5月21日、小田中大撮影
麻生太郎副総理兼財務相(中央奥)があいさつしている最中、突然はがれた菅義偉首相のポスター=自民党本部で2021年5月21日、小田中大撮影

 菅義偉首相の「後ろ盾」の座を巡る主導権争いが、自民党内でじわりと始まっている。21日に発足した半導体産業の強化を目指す議員連盟では、安倍晋三前首相と麻生太郎副総理兼財務相が最高顧問に、甘利明税制調査会長が会長に就いた。このため、3氏による菅氏支援の勢力構築かといぶかしむ声が上がった。これに対し、菅政権誕生の中心となった二階俊博幹事長の周辺は「圧力をかける狙いか」と警戒感を強めている。

 半導体議連の21日の会合には、安倍、麻生、甘利の3氏のほか、国会議員や秘書ら約100人が参加。日本の半導体供給のあり方について熱心な議論が交わされた。3氏の取り合わせに特別な意味合いを感じ取る議員は少なくない。第2次安倍政権の発足当初、3氏に、官房長官だった菅首相を合わせた「3A+S」が政権の骨格をなしていたためだ。

 麻生氏は冒頭のあいさつで、「A、A、A。3人そろえば…

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