中露関係「より深く、より高い水準へ」 米国との対立念頭に強調

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
集会でロシア国旗を振るプーチン政権支持者たち=モスクワで2016年3月、真野森作撮影 拡大
集会でロシア国旗を振るプーチン政権支持者たち=モスクワで2016年3月、真野森作撮影

 中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は19日、中国でのロシア製原発の新規建設に関する記念式典にオンライン形式で出席した。米国との対立を深める中露両国は、多様な分野での協力関係を深めており、原子力分野での連携はその一環とみられる。

 新華社によると、習氏は今年が善隣友好協力条約の締結から20周年となることに触れ、「両国関係を幅広い領域で、より深く、より高い水準へと発展させていく」と強調。プーチン氏も「露中関係は歴史上、最も良好で、習主席との共通認識は着実に実行されており、協力の範囲は日増しに広がっている」と述べた。

 ロシア製原発は中国の遼寧省葫蘆島(ころとう)市と江蘇省連雲港市に2基ずつ建設される。中露両国は3月に月面などでの研究基地建設に関する協力でも合意するなど、多面的な協力関係を深めている。米国との対立が念頭にあり、3月下旬に行われた中露外相会談では、米国主導の「ルールに基づく国際秩序」への反発を示す共同声明を発表した。【北京・米村耕一】

あわせて読みたい

注目の特集