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#五輪をどうする

「ありき」で突き進むなら中止提言 都医師会会長

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東京五輪を開催するには1日当たりの東京都の感染者数を100人まで抑えることが必要と訴える東京都医師会の尾崎治夫会長=東京都千代田区の東京都医師会館で2021年5月12日午後5時1分、小林悠太撮影
東京五輪を開催するには1日当たりの東京都の感染者数を100人まで抑えることが必要と訴える東京都医師会の尾崎治夫会長=東京都千代田区の東京都医師会館で2021年5月12日午後5時1分、小林悠太撮影

 「無観客か中止しかないだろう。まずその選択肢を5月中に出してほしい」。新型コロナウイルスの収束が見えない中で開幕まで2カ月に迫る東京オリンピック。医療面の協力を求められる東京都医師会の尾崎治夫会長は、いまだに必要な情報提供が少なく大会の全体像が見えない状況に危機感を抱いている。感染状況が高止まりでも「安全・安心」の連呼で開催に突き進む場合は「中止」を提言せざるを得ないという。【聞き手・大島祥平】

   ◇  ◇  ◇

「開催、常識的に考えて信じられない」

 新型コロナウイルスに関わる医療現場は「ゴール」が見えない状況が長く続き、疲弊している。第3波時のような医療の逼迫(ひっぱく)状態を防ぐため、都医師会としても病床拡充など体制整備を進めてきたが、このような感染状況の中、あと2カ月で東京オリンピックを開催するというのは常識的に考えて信じられない思いだ。

 政府関係者には「感染状況がステージ3(感染急増)、ステージ4(感染爆発)でも五輪関係者の対策をしっかりすれば大丈夫」と言う…

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