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エッセーの魅力 つらいこと、笑い飛ばし

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「ゴキブリって、どうして嫌われているのか考えました」と山口真由さん=大阪市北区で、三角真理撮影
「ゴキブリって、どうして嫌われているのか考えました」と山口真由さん=大阪市北区で、三角真理撮影

 <学ぶ・育つ・挑む>

 エッセーは、その作家の生活や考え方などが伝わってきて、楽しい。万城目学さんや朝井リョウさんのエッセーを読むと、つらいこと、目を背けたいことも笑い飛ばせて、明るい気持ちになる。(奈良女子大3年、山口真由)

ザ・万歩計(万城目学著)

 ★「カリスマ」

 万城目学さんのエッセー集「ザ・万歩計」にある「御器齧(ごきかぶ)り戦記」。このなかで、万城目さんはゴキブリを「絶大な負のカリスマ性」があると書いている。「カリスマ」という表現に目がとまった。全体を通して、万城目さんはゴキブリを嫌いで仕方ないという思いをつづっているが、「カリスマ」という言葉には、相手をたたえているようなところを感じる。

 嫌いなら東京のゴキブリであろうが、大阪のゴキブリであろうが、見たくもないはずだ。しかし、著者は東京と大阪を比べている。大きさや体のぬめりの違いまで観察している。嫌いなのにここまでじっくり観察できるだろうか。

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