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在宅死19人に医療はなぜ届かなかったのか 宣言前に大阪は「崩壊」

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JR大阪駅(中央)周辺。右奥は大阪城=本社ヘリから大西達也撮影
JR大阪駅(中央)周辺。右奥は大阪城=本社ヘリから大西達也撮影

 大阪府内では新型コロナウイルスの感染が拡大した3月以降の「第4波」に、自宅で療養・待機中の患者が治療を受けられないまま亡くなるケースが続出している。5月22日時点で計19人が確認された。それぞれの経緯を詳しく見てみると、患者が置かれていた深刻な状況が浮かぶ。なぜ19人に医療は行き届かなかったのか。

 在宅死は、2020年1~10月の「第1波」「第2波」では確認されておらず、「第3波」(同年10月~21年2月)は1人で、第4波で一気に増えた。

 「感染すれば、適切な入院措置がとられるか分からないほど医療は逼迫(ひっぱく)している」。政府が東京、大阪など4都府県に4月25日から緊急事態宣言を発令することを決定した同23日、大阪府の吉村洋文知事は険しい表情で語った。この日の重症者数は334人。うち276人が重症病床に入り、58人は軽症・中等症病床などで治療が続いていた。

病床不足期に在宅死集中

 この時点で既に病院で治療を受けられず自宅で亡くなる患者が相次いでいたことが、府が5月に初公表した資料で明らかとなった。

 19人の死亡日に着目すると、第4波で初の在宅…

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