子育て支えるリサイクル 制服・文具・ベビーカー…困窮家庭増加

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
「回る周るハウス」にある子ども服などは、自由に持ち帰っていいため、日曜には多くの女性たちがやって来る=回る周るハウス実行委員会提供
「回る周るハウス」にある子ども服などは、自由に持ち帰っていいため、日曜には多くの女性たちがやって来る=回る周るハウス実行委員会提供

 習字道具、長靴、子ども服、中学の制服、ベビーカーなど寄付された学用品や子ども用品が所狭しと並ぶ――。リサイクルスペース「回る周(まわ)るハウス」(長野市)だ。気に入ったものを自由に持ち帰ることができるとあって、遠方から足を運ぶ人がいるほどの人気ぶり。品物を介して人と人のつながりも生まれている。【坂根真理】

 「皆さん面白がって来てくれます。宝探しをしているみたいだってね」。回る周るハウスを運営する小林啓子さんは、ほほ笑んだ。

 市民団体「反貧困ネット長野」が運営する無料学習サポート「きずな塾」で、寄付された子ども用品を自由に持ち帰れるコーナーを作ったところ好評だったことなどがきっかけ。きずな塾に関わっていた小林さんに「今度はいつ開催するの」「不定期開催は利用にしくい」などの声が子育て中の家族から寄せられ、こうした「物物交換」ができるリサイクルスペースを求める保護者らのニーズの高さを実感した。

 これまでも小林さんは、「学用品にかかるお金は高く、家計の負担は重い」という保護者からの声を繰り返し聞いてきたという。一方で、成長期の子どもの服はすぐに着られなくなり、…

この記事は有料記事です。

残り1710文字(全文2194文字)

あわせて読みたい

注目の特集