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新型コロナウイルスの感染拡大により、インドの医療現場で「酸素不足」の深刻化が伝えられ、日本からも医療用の酸素濃縮器や人工呼吸器が支援されている。酸素投与が救命に欠かせない治療方法の一つであると、これほどまで意識したのは初めてだ。
コロナ禍前から医療用酸素の備蓄が不十分なことから、特に途上国などで「救えるはずの命が失われている」という専門家の指摘はあった。だが今や酸素不足は南米や中東、アフリカでも起こり、米国や日本も例外ではなかった。
インドへ送られたものとほぼ同じ機能を持った酸素濃縮器が5月半ば、故郷の実家に運び込まれた。コロナ感染症ではないものの、84歳になる母が体調を急変させ、起き上がれなくなったからだ。
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