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影山貴彦のテレビ燦々

同志社女子大学メディア創造学科教授・影山貴彦さんがつづるテレビにまつわるコラムです。

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影山貴彦のテレビ燦々

珠玉の青春群像劇「コントが始まる」 ひたむきな姿が深く響く

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 <影山貴彦のテレビ燦々(さんさん)>

 「コントが始まる」(読売テレビ系)の初回を見て感動した私は、翌週のゼミでこのドラマの魅力について熱く語った。若者を中心に「テレビ離れ」が言われるが、いつの時代にも見ておいた方がいい番組がある。メディアを学ぶ教え子たちに、ぜひそのことを伝えたいと思ったのだ。既に半分以上が「コント~」を見ていた。驚きと同時に、うれしかった。

 高校時代からの友人、春斗(菅田将暉)、潤平(仲野太賀)、瞬太(神木隆之介)は、売れないお笑いトリオ「マクベス」のメンバーだ。結成から10年、夢を追いかけ続けたが、ついに解散を決意する。それぞれの人生が、家族の事情も絡めながら描かれる。日々を懸命に生きようとする姿は、陳腐でなく深い。努力は報われないかもしれないが、何とか前を向こうとするひたむきさが、見る者の感動を誘う。

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