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ミャンマークーデター

ミャンマー国軍がクーデターを起こし、アウンサンスーチー氏らを拘束。市民や国際社会からは抗議と批判が相次いでいます。

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ASEAN、ミャンマーへの特使派遣宙に 国軍側受け入れ不透明

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母国での軍による人権侵害を批判し、行進するミャンマー人ら=札幌市中央区で2021年5月2日、岸川弘明撮影 拡大
母国での軍による人権侵害を批判し、行進するミャンマー人ら=札幌市中央区で2021年5月2日、岸川弘明撮影

 国軍によるクーデターが起きたミャンマーに対する東南アジア諸国連合(ASEAN)の特使派遣が宙に浮いている。国軍のミンアウンフライン最高司令官も出席した4月24日のASEAN臨時首脳会議で、特使派遣と、特使らによる国軍と民主派勢力との対話の促進が合意されたが、実現するかは今も不透明だ。

 首脳会議の開催を提案したインドネシアのジョコ大統領をはじめとする複数のASEAN首脳らは今月、協議したが、特使に関する発表はまだない。

 ASEAN加盟国のメディアでは、インドネシアのウィラユダ元外相や、タイのウィラサック元副外相が特使候補として報道されている。

 ウィラユダ氏は外相時代、ミャンマーの少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」に対する人権侵害問題で、ミャンマーに批判的立場を取ったことで知られる。一方、ウィラサック氏はミャンマー大使を務めたことがあり、ミャンマー国軍とも近いとされている。

 ただ、国軍側は特使派遣を含めた首脳会議の合意点について「国内状況が安定したら慎重に検討する」としており、特使を受け入れるかは不明だ。

 インドネシアの英字紙ジャカルタ・ポスト(電子版)は19日、編集委員のオピニオン記事で「(特使を選ぶという)簡単な仕事さえ1カ月で成し遂げられない中で、ミャンマーの平和構築における指導的役割をASEANに期待できるのか」と批判した。【バンコク石山絵歩】

【ミャンマークーデター】

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