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選ばざるを得なかった「自主休校」 基礎疾患や障害壁に 悩む保護者

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学校の教室(写真はイメージ)=ゲッティ
学校の教室(写真はイメージ)=ゲッティ

 新型コロナウイルスの感染リスクへの不安から、登校を控える「自主休校」を続けている子どもの中には、日常生活で医療支援が必要な「医療的ケア児」や重度の障害がある子どもたちもいる。気管切開をしたり、人工呼吸器をつけたりしているため、呼吸器の感染症にかかるリスクが高い。支援団体は「学校で経験を積んでほしい気持ちと、感染不安のはざまで保護者は悩んでいる」と話す。

通学できない影響が体に

 埼玉県草加市に住む特別支援学校中学2年、小野寺慧人(けいと)さん(13)の、2020年度の出席日数はわずか9日。今年4月からは一度も登校していない。慧人さんは幼い頃に低酸素脳症になった影響で、動作の全てに介助が必要だ。のどの気管に穴を開けて管を通して呼吸しており、管からのたん吸引や、胃につながるチューブからの栄養注入が必要な重度の医療的ケア児だ。通常のかぜをひいただけでも入院しなければならず、新型コロナに感染した際に重症化するリスクが高い。

 「自主休校」を始めたのは1度目の緊急事態宣言に伴う休校が解除された昨年6月。慧人さんは介助を受けるため人と接触せざるを得ない一方、唾液が垂れるのでマスクをつけることはできない。母・彩乃さん(41)は恐怖に襲われた。目の届かない所で慧人さんが感染してしまうのではないか――。「1週間、様子を見ます」。こうした電話のやりとりを学校と繰り返し、中学1年が終わった。

 会話は難しい慧人さんだが、自主休校の影響は体に…

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