日本酒、高額転売相次ぐ 蔵元苦悩、品質低下を懸念 /宮城

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新政酒造の代表銘柄「No.6X-type」=同社提供
新政酒造の代表銘柄「No.6X-type」=同社提供

 生産量が限られる日本酒の高額転売が相次ぎ、蔵元が頭を悩ませている。対策に試行錯誤を重ねるが根絶は困難。流通過程での品質低下も懸念され、関係者は「日本酒の伝統的価値への冒瀆(ぼうとく)。入手を望む人の思いにつけ込み、暴利をむさぼるのは許されない」と憤る。

頻発する流出

 新政酒造(秋田市)の代表銘柄「No.6」は、秋田県産米と自社発祥の「6号酵母」を使う火入れをしない生酒だ。伝統製法にこだわるため生産量は限られ、入手困難な一品として知られる。

 同社は、品質管理を目的に「特約店」と呼ばれる全国約90の販売店にのみ卸すが、スーパーや量販店への流出が頻発。5月中旬、フリーマーケットアプリでは「X―type」(定価3056円)に1万3000円前後の値が付いていた。

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