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国会議員は優先接種すべきか 「上級国民」批判恐れ議論停滞

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大規模接種が始まり、新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける高齢者=東京都千代田区の大手町合同庁舎3号館で2021年5月24日午前8時16分(代表撮影)
大規模接種が始まり、新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける高齢者=東京都千代田区の大手町合同庁舎3号館で2021年5月24日午前8時16分(代表撮影)

 自民党の佐藤勉総務会長(68)は25日の記者会見で、国会議員が新型コロナウイルスワクチンの接種を優先的に受ける必要性に言及した。これまでも国会内に議員専用の接種会場を設けることなどが検討されたが、「『上級国民』と批判される」との懸念から実行されることはなかった。国会議員は優先すべき存在か否か。コロナ下で佐藤氏が投じた一石は、根本的な問いも投げかけている。

 佐藤氏は記者会見で、国会議員の「職域接種」の可能性について問われると「『世論』が怖くて、国会議員が打てないのは非常におかしい。国会の議論が止まることがないようちゃんと対策すべきだ」と強調した。衆参両院で、65歳以上の高齢者接種の対象となる議員の割合はそれぞれ約3割。残る約7割の議員は、多くの国民と同様に接種の順番が回ってくるのを待っている状況だ。

 国会議員の優先接種を訴える佐藤氏が論拠とするのは憲法だ。憲法では国会を「国権の最高機関」とし、国会議員は「全国民を代表する」と定める。しかし、仮に国会でクラスター(感染者集団)が発生し、各院で総議員の3分の1以上の出席が確保できなくなれば、本会議を開けず、立法機能が失われるためだ。

 実際…

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