美浜・高善庵遺跡 興道寺用、瓦窯と関係? 古代瓦破片30点発見 /福井

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高善庵遺跡で見つかった古代瓦(手前)。断面がひずんでいて、瓦窯で焼かれて不良品として廃棄された可能性があるという=福井県美浜町歴史文化館で、大島秀利撮影
高善庵遺跡で見つかった古代瓦(手前)。断面がひずんでいて、瓦窯で焼かれて不良品として廃棄された可能性があるという=福井県美浜町歴史文化館で、大島秀利撮影

 美浜町の耳川流域にある高善庵(こぜんな)遺跡(同町興道寺)で今年冬、古代瓦の破片約30点などが見つかった。この瓦は遺跡近くの古代寺院・興道寺廃寺跡(2018年に国史跡に指定)に瓦を供給した瓦窯と関係する可能性があるという。同町河原市の町歴史文化館で開催中の第4回速報展「高善庵遺跡、発掘最前線」で紹介されている。6月27日まで。

 興道寺廃寺は7世紀後半に地域の有力氏族により建立され、10世紀初頭に廃絶されたと考えられている。これまで大量の瓦が出土したが、瓦窯の跡は見つかっていなかった。一方、高善庵遺跡は1937(昭和12)年に出土したと墨書きされた瓦があるほか、遺跡近くの旧・弥美小学校西分校付近に瓦窯があったとの言い伝えもあり、興道寺に瓦を供給した瓦窯を発見するための調査が行われていた。

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