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写真館 競走馬、余生穏やかに 共同放牧 最期まで寄り添う 鹿児島県湧水町「ホーストラスト」 /九州

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牧場で自由に草を食べる馬たち。着順を競って走ることはもうない。緑に囲まれ、穏やかに暮らしながら残された生を全うしている
牧場で自由に草を食べる馬たち。着順を競って走ることはもうない。緑に囲まれ、穏やかに暮らしながら残された生を全うしている

 レースで戦ってきた競走馬たちが引退後、一転して穏やかな余生を過ごしている。霧島山系栗野岳の山腹にあるNPО法人「ホーストラスト」の牧場(鹿児島県湧水町)。ここに預けられた馬たちは野生に近い姿で気ままに草を食べている。

 屋外での「共同放牧」が基本のこの牧場では、現在、引退した競走馬を中心に約140頭が飼育されている。牧場スタッフたちは検温などを通して、馬たちの健康を見守る。預けられて間もない馬や、力の衰えた高齢の馬にも対応できるように、敷地内には厩舎(きゅうしゃ)も併設されている。

 スタッフの1人、池川奨之(しょうの)さん(24)は馬たちの毛並みや立ち姿を見て、日々のささいな変化を見逃さないように努めている。ぎこちない歩き方をしていないかなど、動きにも目を配る。「少しの違いを見つけてあげることが大事。高齢になるほど、立ち上がる際に押し上げてあげるといった、サポートが必要になります」と語る。

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