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サバ読み?首長に圧力? 高齢者ワクチン「9割が7月完了」の内情

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3度目の緊急事態宣言発令を決定し、記者会見で質問に答える菅義偉首相=首相官邸で2021年4月23日午後8時21分(代表撮影)
3度目の緊急事態宣言発令を決定し、記者会見で質問に答える菅義偉首相=首相官邸で2021年4月23日午後8時21分(代表撮影)

 新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種をめぐり、菅義偉首相が掲げた「7月末に完了」という目標の達成に向け、自治体へのプレッシャーが強まっている。政府の調査に対し、全国の自治体で7月末に完了すると答えた割合は、5月21日時点で92・8%に上る。首相官邸は「政府を挙げて対処する」と達成へ強気だが、この間、政府側から「圧力」を受けたという首長の証言も出ている。

「首相の顔を立てろと」知事の不満

 首相が7月末の高齢者の接種完了を表明したのは、4月23日の記者会見。これを受けて総務、厚生労働両省は5月12日、全国の自治体への調査結果を発表した。この時点で「7月末に完了」と答えた自治体は全体の85・6%。それからわずか9日後、21日発表の調査では9割を超えた。

 1回目の12日の調査で、都道府県別の達成率が56%と最も低かったのが、首相の出身地である秋田県だ。同県の佐竹敬久知事は翌13日、「上の指示だから何とかやってくれと(政府から)言われる。要は首相の顔を立てろということだ」と不満をあらわにした。佐竹知事は56%が「正直に答えた数字」だとし、達成率の高かった他の自治体について「皆ご機嫌うかがいで、サバ読みのところがいっぱいある」とも訴えた。

 同じ13日、地元・秋田魁新報の記者から質問を受けた首相は「実は…

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