イラン大統領選 事実上の「信任投票」 ライシ師の対抗馬失格で

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イランのライシ司法府代表=2021年5月15日、AP
イランのライシ司法府代表=2021年5月15日、AP

 6月18日投票のイラン大統領選は、反米の保守強硬派の代表格とされるライシ司法府代表の事実上の「信任投票」となる可能性が高まった。立候補者を事前審査する「護憲評議会」が25日、ライシ師以外の有力候補を軒並み失格としたためだ。イラン核合意の正常化に向けた米イランの間接協議への影響も注目される。

 AFP通信などによると、ライシ師はこれまで核合意について「優先課題は米国に制裁を解除させること」と発言し、自身が当選してもイラン政府が核合意を離脱することはないと示唆している。ライシ師に近い最高指導者ハメネイ師が、制裁解除という「手柄」を穏健派のロウハニ現政権ではなく強硬派陣営に与えるため、米国との交渉妥結を大統領選後に引き延ばす可能性も指摘されている。

 一方、今回の大統領選では選択肢がほぼ消滅する影響もあり、国民の投票率低下も懸念される。…

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