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世界時空旅行

 欧州や中東の特派員を務めた筆者が「時空の旅」に出て、歴史の謎やミステリーに迫ります(登場する人物の肩書きなどは原則として取材当時のものです)。

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宗教と科学、折り合いの付け方 イスラム教徒は宇宙でも断食するのか

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サウジアラビアの博物館に展示されている古代動物マストドンの骨格模型=リヤドで2018年4月、篠田航一撮影
サウジアラビアの博物館に展示されている古代動物マストドンの骨格模型=リヤドで2018年4月、篠田航一撮影

 イスラム教徒は信心深き人々だ。21世紀の今も、7世紀に成立した聖典コーラン(クルアーン)の教えを忠実に守って生きている。

 有名なのはラマダン(断食月)だ。病人や子供、妊婦などを除いて約1カ月間、日の出前の黎明(れいめい)から日没まで飲食を控える。空腹を経験し、貧者への共感を育む宗教行事だ。それから聖地メッカ(サウジアラビア)の方角に向かって1日に何度も祈る習慣も有名だろう。

 ふと疑問がわく。古来の教えを守る人々は、現代の科学万能時代とどう折り合いをつけて生きているのだろう。たとえばまもなく宇宙時代が来る。別の惑星に飛び立っても、断食して、メッカの方角に祈るのか。

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