点字毎日 囲碁でオンライン交流 月末から1週間 注目対決/パネル展/講演/シンポ/音楽祭

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 多分野の関係者が協力し、囲碁の魅力を伝えるイベントが5月31日から6月6日まで、日本棋院(東京都千代田区)とウェブ会議システムを使った「みらクルTV」で開かれる。日本棋院では、パネル展示などが予定されているほか、囲碁大会や記念講演、シンポジウム、コンサートもあり、盛りだくさんの企画だ。

 「心をつなぐ囲碁」と銘打ったイベントは、日本視覚障害者囲碁協会、首都防災ウィーク実行委員会、NPO東京いのちのポータルサイトと主催する。「心をつなぐ囲碁連絡会」の木谷正道代表(73)は「囲碁や障害福祉、防災といった関係者が、囲碁を通して手を結び交流・発信する場にしたい」と力を込める。

 注目は、6月4日の特別イベント。ともに中学1年生で棋士の仲邑菫(なかむらすみれ)二段と埼玉県立特別支援学校塙保己一学園で学ぶ弱視の岩崎晴都(はると)さんが対局する。仲邑二段は今年、史上最年少で二段に昇段し、岩崎さんは今年4月、視覚障害者として初めて囲碁棋士を目指す日本棋院の院生になった。2人の対局では、碁石の位置を触って確かめられる特製の碁盤「アイゴ」を使う。憧れの棋士への挑戦に岩崎さんは「対局…

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