国策「ハンセン病隔離」 医師の闘い、現代に 生き様を映画化

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生前の小笠原登=「一人になる」制作実行委員会提供
生前の小笠原登=「一人になる」制作実行委員会提供

 厳しい偏見と差別にさらされたハンセン病患者に戦前から寄り添って治療を続け、国策の「患者隔離」に抵抗した医師で僧侶の小笠原登(1888~1970)。その生き様を描いたドキュメンタリー映画「一人になる」(1時間39分)が完成した。プロデューサーの鵜久森典妙(うくもりのりたえ)さん(72)=兵庫県西宮市=は「現在の新型コロナウイルスでも感染者や家族、医療従事者への偏見や差別が問題になっている。小笠原の生きた時代、生き方に学ぶことは現在にも通じる」と話す。

 ハンセン病は感染力が弱いが、国は96年に「らい予防法」を廃止するまで約90年間、「強烈な伝染病、不治の病」と誤って患者や家族の人権を無視する強制隔離や断種手術を続けた。

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