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新型コロナウイルスの感染拡大により、天皇、皇后両陛下がリモートで出席された「全国植樹祭」。戦争で荒廃した森林の復興を目的に1950年に始まり、国土緑化運動の中心的行事として毎年春に開かれている。昭和天皇は68年と逝去前年の88年を除き第1回から出席を重ね、平成の時代は上皇さまが欠かさず足を運んできた。今回は異例のリモート出席となったが、宮内庁や主催者の島根県などが参考にしたのが68年の第19回の植樹祭だった。
第19回の開催地は秋田県・田沢湖畔。昭和天皇と香淳皇后が出席し、植樹や種まきをする予定だった。ところが3日前の5月16日、「十勝沖地震」が発生。青森県東部や北海道南部を中心に被害は甚大で、同18~23日の日程で計画されていた昭和天皇と香淳皇后の秋田県訪問は見送られた。
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