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「今、監督になってもいい」――。慶大の堀井哲也監督が冗談交じりに持ち上げるほど、絶対的な信頼を寄せてきたのは、主将の福井章吾(4年・大阪桐蔭)だ。扇の要として、チームを3季ぶりの頂点に導いた立役者は、こだわってきた「優勝キャッチャー」の称号をつかんだ。
168センチ、78キロ。決して恵まれた体格ではなく「プレーでは自分より能力が高い選手が(チームに)いる」と謙虚に語る。それでも高校、大学とも強豪校で主将を任された理由は、高い技術と「人間力」にある。
慶大では中日入りした郡司裕也の下で学び、3年春から正捕手の座に就いた。昨年は春秋連続でベストナインを獲得したものの、チームはともに2位だった。主将に就任後、チームが優勝するために、自分が果たすべき役割について考えた。
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