ソーシャルサーカス 多様なダンサー、映える舞台 出演半数が障害者、プロと共に

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プロのパフォーマーに支えられリングにつかまる久保田葉月さん(右)=東京都豊島区で4月、吉田航太撮影
プロのパフォーマーに支えられリングにつかまる久保田葉月さん(右)=東京都豊島区で4月、吉田航太撮影

 「ソーシャルサーカス」をご存じだろうか。「ソーシャル」とは「社会の」という意味。ある社会的な目的を持ったサーカスのことをこう呼ぶ。4月の終わり、東京・池袋で公演があった。のぞいてみると、そこは多様な人たちが繰り広げるエンターテインメントの世界だった。

 ぞろぞろ、ひょこひょこ、ざわざわ……。

 夕暮れどき、ビルの谷間に設けられたステージに、色とりどりの原色の衣装に身を包み「虫」に扮(ふん)した出演者が次々と現れた。手足の長い虫。小さい虫。よく見ると、車いすに乗った虫もいる。

 その一人、黒と銀のしま模様の虫の格好をした久保田葉月さん(22)は、他のダンサーの手を借りて、車いすから直径約1メートルのリングに腰掛けた。幻想的な音楽と照明に包まれる中、約4メートルの高さまでつり上げられていく。

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