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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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「福島から原発でない電気を」 いとうせいこうさんが始めた再エネ

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いとうせいこうさんの名前が付いた福島県二本松市内の太陽光発電所=みんな電力提供
いとうせいこうさんの名前が付いた福島県二本松市内の太陽光発電所=みんな電力提供

 2011年の東日本大震災以降、福島とのかかわりを持ち続ける作家でラッパーのいとうせいこうさん(60)が、東京都内の再生可能エネルギー業者とタッグを組み、新型コロナウイルス感染拡大で活動が停滞するアーティストを支援する電気料金プラン「アーティスト電力」を始めた。電気とアーティストの意外な組み合わせの狙いとは? いとうさんに反原発活動を原点とする再エネ普及や福島への思いを聞いた。

再エネ業者へ「押しかけ課長」

 ――「アーティスト電力」のきっかけは?

 ◆2年ほど前、ラッパー仲間が所属している再エネ業者「みんな電力」(東京)が、アーティストを絡めた太陽光発電のプランを考えていると聞き、「良いアイデアが浮かぶかもしれないから、会社の人を集めておいてほしい」と言って無理やり押しかけたのが始まりです。だから僕は自分を「押しかけ課長」と呼んでいます。

 僕が言い出しっぺなので、僕の名前を付けた太陽光発電所から、購入契約をした100人に直接、電気を届ける形にしました。みんな電力は独自の技術によって、発電した電気の追跡や特定ができます。だから、実際に僕の名前が付いた発電所からどのくらいの電気が来たかがスマートフォンなどで分かります。

 ――なぜそういう仕組みを作ったのですか。

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