香港の天安門事件追悼集会 初の中止か 国安法施行、警察が禁止

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2020年6月4日に天安門事件の犠牲者を追悼する集会を決行する市民ら。中央の男性は民主活動家の黄之鋒氏=香港のビクトリア公園で2020年6月4日、AP
2020年6月4日に天安門事件の犠牲者を追悼する集会を決行する市民ら。中央の男性は民主活動家の黄之鋒氏=香港のビクトリア公園で2020年6月4日、AP

 1989年に中国・北京で起きた天安門事件から4日で32年を迎える。香港では民主派団体が翌90年から毎年、中心部のビクトリア公園で大規模な追悼集会を開いてきた。だが警察が禁止を通知したことを受け、主催団体は開催を見送る方針を決定。市民の間にも公園に行けば警察に逮捕される懸念が強まり、大規模集会が初めて行われない可能性が高まっている。主催団体は市民に「それぞれの方法で追悼をしてほしい」と呼びかけている。

 「6月4日の夜は、至る所でろうそくがともり、ビクトリア公園の明かりに匹敵するものでなければならない」。集会を主催してきた民主派団体「香港市民愛国民主運動支援連合会」(支連会)の李卓人主席(64)は、獄中から香港紙「明報」の書面インタビューに応じ、こう呼びかけた。李氏は2019年8月の抗議デモなどを巡り不法集会参加罪で実刑判決を受け、収監されている。自身は獄中で犠牲者を悼むという。

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