国内初の民間「精子バンク」が運用開始 来年にも提供へ

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 人工授精で用いる第三者の精子の保管と提供を担う、国内初となる民間の「精子バンク」の運用が1日始まった。提供者の登録を進め、早ければ来年にも提供が始まる見込みで、年500件を目指す。インターネットなどを通じた医療機関が関与しない取引が横行する中、安全性と品質が担保された供給体制を整える狙いがある。

 無精子症など男性側に原因があるカップルの不妊治療のために第三者の精子を使う人工授精(AID)は、国内では日本産科婦人科学会が登録する12医療機関で実施されてきた。2018年には約3400件行われ、130人が誕生。妊娠率は数%とされる。

 今回設立した精子バンクは、生殖医療が専門の岡田弘・独協医大特任教授が社長を務める「みらい生命研究所」(埼玉県越谷市)が運営する。独協医大は、提供者の血液検査などで技術協力を行うという。

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