「選手は精神的に強くあるべきだ」は古い価値観 コロナ下でよりストレス

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リオデジャネイロ五輪・競泳男子400メートルメドレーリレーの表彰式の後、目に涙を浮かべ金メダルを掲げるマイケル・フェルプス=リオデジャネイロの五輪水泳競技場で2016年8月14日、梅村直承撮影
リオデジャネイロ五輪・競泳男子400メートルメドレーリレーの表彰式の後、目に涙を浮かべ金メダルを掲げるマイケル・フェルプス=リオデジャネイロの五輪水泳競技場で2016年8月14日、梅村直承撮影

 女子テニスの大坂なおみ選手(23)=日清食品=が自身のツイッターで31日、全仏オープン(パリ)の棄権を表明し、うつであることを告白した。

 かつて日本のスポーツ界では「選手は精神的に強くなければならない」といった考え方が根強かった。選手は指導者や周囲に精神面の悩みを打ち明けにくい雰囲気もあったが、最近は徐々に変化している。メンタル面のケアが競技力向上の重要な要素として認識され、日本オリンピック委員会(JOC)や各競技団体はケアに力を入れ、相談態勢の構築に取り組んでいる。

 選手たちは、日常的に試合の勝敗や大観衆の前でプレーする重圧を抱えている。オーストラリアの研究者が2015年に発表した論文によると、同国のトップ選手224人を調査したところ、46・4%がうつや摂食障害などの精神面の健康問題を経験していたという。

 16年のリオデジャネイロ五輪後、競泳で五輪通算23個…

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