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ヤングケアラー

通学や仕事をしながら家族の介護をする子ども「ヤングケアラー」。将来が左右される深刻なケースも。

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ヤングケアラーの救済

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 ヤングケアラーの救済は喫緊の課題だ。政府は全国の教育現場に対する初めての実態調査を実施。厚生労働・文部科学両省の共同プロジェクトチーム(PT)は調査結果を踏まえ、5月に支援策を盛り込んだ報告書をまとめた。両省は政府の経済財政運営指針「骨太の方針」に反映させ、早期に実施する考えだが、課題も残る。

支援に公的裏付けを 森田久美子・立正大教授

 全国調査は、家族のケアが子どもの学業や健康に影響することをデータで裏付けた。学校を休みがちであったり、遅刻してしまったり、1人でいることが多かったり。周囲の大人は、こうした様子の背景にケアの負担があるかもしれないと想像力を働かせて、早期発見につなげてほしい。

 子どもにとって調査は、自分の状況を客観的に見つめる良い機会になったのではないか。「面倒を見るのは当たり前」と考えていたなか、「しんどいと思っても大丈夫なんだ」と気付いた子どももいるかもしれない。今後も定期的に調査してほしい。そうすれば、相談先がどれだけ認知されているのか確認できるし、支援策の見直しや改善にもつながる。

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