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入管・難民問題

国外退去処分になった外国人の入国管理施設での扱いが注目を集めています。難⺠に厳しいと言われる日本。人権は守られている︖

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名古屋入管 被収容者有志がビデオ開示など申し入れ 女性死亡で

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申し入れ後取材に応じるSTARTのメンバー=名古屋市港区の名古屋出入国在留管理局で2021年6月2日午後3時11分、川瀬慎一朗撮影 拡大
申し入れ後取材に応じるSTARTのメンバー=名古屋市港区の名古屋出入国在留管理局で2021年6月2日午後3時11分、川瀬慎一朗撮影

 名古屋出入国在留管理局(名古屋市)に収容されていたスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が死亡した問題をめぐり2日、名古屋入管の被収容者有志(25人)による、真相解明と入管側が拒否しているビデオ映像開示を求める申し入れ書が同入管に提出された。同市の支援団体「START」(外国人労働者・難民と共に歩む会)が代理で提出した。

 申し入れ書では「誰も責任をとっておらず、我々も激怒している」としている。ビデオ開示については、過去に開示した事案に触れ「なぜ名古屋入管は開示ができないのか。映像を見せないと国際問題になる」と訴える。その上で「どこの国でも重病の人を放置して死に至るまで救助をしない人間は、厳しく裁かれなければならない」としている。

申し入れ書を携え名古屋出入国在留管理局に入るSTARTのメンバーら=名古屋市港区で2021年6月2日午後1時36分、川瀬慎一朗撮影 拡大
申し入れ書を携え名古屋出入国在留管理局に入るSTARTのメンバーら=名古屋市港区で2021年6月2日午後1時36分、川瀬慎一朗撮影

 一方、STARTも処遇改善などを求める申し入れ書を提出。体調不良のナイジェリア人男性を無理やり単独室に収容し、布団もなく毛布3枚しか与えていない例を挙げ「懲罰だ。被収容者に配慮することなく管理、監視することしか考えず、亡くなった女性と同様に扱っている」と批判している。この日、ナイジェリア人男性と面会したメンバーは取材に「5月の面会時と比べ目はくぼみ、生きる気力を失っていた」と心配していた。【川瀬慎一朗】

【入管・難民問題】

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