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被災者の歩み伝える報道写真 共感呼ぶ生き抜く力=梅村直承(写真映像報道センター)

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東日本大震災から10年。今年3月の背比べで蓮さん(右)は晶子さんを追い越していた=宮城県石巻市で2021年3月、梅村直承撮影
東日本大震災から10年。今年3月の背比べで蓮さん(右)は晶子さんを追い越していた=宮城県石巻市で2021年3月、梅村直承撮影

 「カメラさん」「カメラマン」「梅村さん」――。

 2011年の東日本大震災発生から11日後、宮城県石巻市で救援物資を求める列にかごを持って駆け付けていた、当時1歳10カ月の佐々木蓮(れん)さんを撮影した。それから毎年会いに行く中で、私の呼び方は変化していき、11歳になった今は「梅ちゃん」だ。仮設住宅ではキャッチボールをし、現在住む災害公営住宅では一緒にゲームをする。入学式のランドセル姿や、卵焼きを私に作ってくれる姿を見て、思わず涙が出た。震災後の現地の姿と、歩みを重ねるような成長を写真に収めることに喜びを感じている。

 それぞれの写真記者が東日本大震災の被災者の歩みを、写真企画「見つめ続ける」として朝刊の連載や夕刊特集「eye」で伝えてきた。私はこれまで20組の人々を訪ね続けている。この企画を大切にしてきたのには理由がある。

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