菅首相が重ねるそばランチ 人心掌握? 短時間「味気ない」とも

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菅首相がそばを好む理由
菅首相がそばを好む理由

 菅義偉首相が連日、閣僚や与党幹部らを個別に首相官邸に招き、昼食を兼ねた意見交換を重ねている。そのメニューは効率重視の実務家らしく、短時間で食べられるそばが圧倒的に多い。新型コロナウイルス対応に批判が噴出するなか、閣僚らとのランチは連携強化と人心掌握が狙いとみられるが、その効果のほどは――。

 「互いに黙って食事をし、食べ終わってから話をした。(コロナ感染予防の)『黙食』というより、もともとあまり話す人じゃないから」。4月に首相と官邸でざるそばをすすった閣僚は淡々と語った。そばは官邸内の食堂から取り寄せ、「特別メニューではない」(関係者)という。

 首相は若い頃からそば好きで知られ、市議として活動していた横浜や国会近辺にはなじみのそば屋が複数ある。出身の秋田県湯沢市秋ノ宮地区は、近隣に西馬音内(にしもない)そばや稲庭うどんといった名産品が多い麺どころだ。

 だが、そばを好む理由は味ばかりではなさそうだ。故・小此木彦三郎衆院議員に10年以上にわたり仕えた秘書時代、議員や先輩秘書に「時間を無駄にするな」「昼食は早く済ませろ」と教え込まれ、自然と短時間で食べられる冷たいそばを選ぶことが多くなった。

 早食いは政治家になってからも変わらない。多忙を極めた官房長官時代(12~20年)、普段の昼食にかける時間は…

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