雲仙・普賢岳大火砕流から30年 遺族ら鎮魂の祈り 島原で追悼式

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雲仙・普賢岳の大火砕流から30年を迎え、犠牲者追悼式で献花する遺族ら=長崎県島原市で2021年6月3日午前10時12分、平川義之撮影
雲仙・普賢岳の大火砕流から30年を迎え、犠牲者追悼式で献花する遺族ら=長崎県島原市で2021年6月3日午前10時12分、平川義之撮影

 死者・行方不明者43人が出た1991年6月3日の雲仙・普賢岳の大火砕流から30年となった3日、地元の長崎県島原市で市主催の犠牲者追悼式が営まれた。市は毎年6月3日を「いのりの日」と定めており、発生時刻の午後4時8分には市内にサイレンが鳴り響き、各地で市民らが犠牲者の冥福を祈った。

 追悼式は噴火で家を失った被災者らが集団移転した仁田団地の一角に建つ「犠牲者追悼之碑」の前で開かれ、雨が降る中、遺族56人を含む約150人が参加。節目の5年ごとに島原復興アリーナなどで開催しているが、今年は新型コロナウイルスの感染防止のため参加人数を減らし、屋外で実施した。

 6月3日の大火砕流では、10日前に初めて確認された火砕流をほぼ真正面から撮影できる「定点」と呼ばれた報道陣の撮影ポイントで、報道各社がチャーターしたタクシー運転手4人を含む報道関係者20人が死亡。近くで警戒に当たっていた消防団員12人と警察官2人も巻き込まれた。

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