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九州大発のベンチャー企業「KAICO」(福岡市西区)は、九大と鹿児島大との共同で、カイコのサナギの体内で作られるたんぱく質を使用した「経口ワクチン」製造に関する特許を出願した。新型コロナウイルス感染症も含む各感染症の経口ワクチンの事業化を目指す。【末永麻裕】
九大はカイコの研究に100年以上の歴史があり、約450系統を飼育管理している。九大農学研究院の日下部宜宏教授(昆虫分子遺伝学)のチームが、カイコの体内にたんぱく質を作る系統があることを発見。2020年6月には、カイコに感染する九大の特許技術であるバキュロウイルスに、新型コロナの遺伝子情報を組み込んでカイコに注射し、体内で新型コロナのワクチン候補となるたんぱく質を作ることに成功したことを発表して…
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