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新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が続く中、自民党の国会議員らが資金繰りに直結する政治資金パーティーの開催に頭を悩ませている。大規模な集会は「密」を招きかねず、世論の批判を浴びやすいためだ。一部の議員は完全オンラインによる開催を検討したが、政治資金規正法が壁となり、総務省から待ったがかかった。半年以内に衆院選を控える中、気をもむ日々が続きそうだ。
延期、延期、また延期
「本当に開催できるんだろうか……。中止ならチケット代などを返金しないといけないし、延期するにしても、いつにするのかが難しい」。東京選出のある中堅議員の秘書はため息をつく。6月のパーティー開催に向けて案内状の発送などを進めていたが、政府が緊急事態宣言を6月20日まで延長したため、困惑を深めている。
政治資金パーティーをめぐる国民の視線は厳しい。日本医師会の中川俊男会長が4月、…
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