「孫が…」慌てる80代に15回「詐欺です」 運転手、被害防ぐ

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特殊詐欺事件を防いだとして、福島県警会津若松署長から感謝状が贈られた折笠浩二さん=福島県会津若松市で2021年6月2日、玉城達郎撮影
特殊詐欺事件を防いだとして、福島県警会津若松署長から感謝状が贈られた折笠浩二さん=福島県会津若松市で2021年6月2日、玉城達郎撮影

 「孫がトイレに300万円を置き忘れてしまって……」。5月25日午後3時半ごろ、タクシーに乗ってきた80代の女性は、葵(あおい)タクシー(福島県会津若松市)の折笠浩二運転手(69)に、そう話しかけてきた。

 不審に思った折笠さんは「詐欺ではないですか」と返した。話を聞くと、大阪に住む「孫」から自宅に電話があったという。女性は「声がよく似ているの」と信じ切っていた。

 女性は近所のスーパーマーケットに設置されたATMで現金を引き出し、再び乗車すると、「300万円はないから50万円だけ用意した」と打ち明けた。自宅に戻るよう命ぜられた折笠さんは「お孫さんに電話して確認してください」「詐欺ですよ」と口酸っぱく言い続けた。

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