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兄弟力士、荒波超えて

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夏場所4日目、若隆景(左)が押し出しで高安を破る=前田梨里子撮影
夏場所4日目、若隆景(左)が押し出しで高安を破る=前田梨里子撮影

 かつて大相撲でブームを巻き起こした「若貴兄弟」をはじめ、角界では兄弟力士が話題を集めてきた。5月23日が千秋楽だった夏場所では2場所連続技能賞の若隆景ら「大波3兄弟」をはじめ、注目の兄弟力士たちが競い合い、助け合いながらそれぞれの挑戦を続けている。【村社拓信】

若隆景、刺激し合い三役へ

 夏場所での活躍が目立ったのが、若隆景(26)=本名・大波渥、荒汐部屋=だ。おっつけを得意とし、粘り強い取り口で、東前頭筆頭だった夏場所は正代、朝乃山の2大関を連日破るなど9勝し、2場所連続で技能賞を獲得した。3月の春場所では西前頭2枚目で2大関を破るなど10勝しながら番付運に恵まれなかったが、来場所は念願の新三役が濃厚だ。

 若隆景は幕下・若隆元(29)=本名・大波渡、十両・若元春(27)=本名・大波港=の兄2人と「大波3兄弟」としても注目される。若隆元と若元春が学法福島高卒業後に荒汐部屋に入門したのに対し、若隆景は東洋大に進学。2017年春場所で三段目100枚目(最下位)格付け出しで初土俵を踏み、番付を上げてきた。

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