連載

微聞積聞

記者を取り巻く環境はこの35年で激変。昔を思い返し、ちょっと聞いてよってな話や積もる話を、つれづれなるままに書きます。

連載一覧

微聞積聞

昼も夜も「カメラを離すな」

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

 写真の現像で思い出した。フィルムもおカネがかかっていたから、「ムダなく使い切れ」と言われた。といって、一度の取材でフィルム1本を使い切れるわけはない。どうするかというと、撮った分を切り取るのだ。暗室にこもってカメラのふたを開け、はさみでチョキンと。

 残った未使用分は次の取材でそのまま使い、余ったらまた暗室でチョキン。そうこうしているうちに、使ったフィルムと未使用のフィルムがごっちゃになってしまうと、悲劇が起きる。

 同輩の話だが、高校野球の予選決勝で優勝に沸くスタンドの写真を命じられ、支局の運転手さんにフィルムを託した。しばらくして連絡があった。「あの写真は使えんで」。「なんでですか?」と聞き返すと「応援団の後ろに、マイクを握っている人が写ってる」。

この記事は有料記事です。

残り351文字(全文680文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集