トヨタ社長が遺族に直接謝罪、一転和解 若手社員パワハラ自殺

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トヨタ自動車本社=愛知県豊田市で2020年4月、本社ヘリから
トヨタ自動車本社=愛知県豊田市で2020年4月、本社ヘリから

 トヨタ自動車(本社・愛知県豊田市)の男性社員(当時28歳)が2017年に自殺したのは、上司のパワーハラスメントで適応障害を発症したのが原因だったとして、豊田章男社長がパワハラと自殺との因果関係を認め、男性の遺族に直接謝罪していたことが判明した。トヨタ側は徹底した再発防止策を誓うとともに、解決金を支払うことで遺族と和解した。和解の成立は4月7日付で、解決金は非公表。遺族側の代理人とトヨタが明らかにした。

 トヨタは当初、社内調査を踏まえパワハラと自殺との因果関係は否定した。しかし、豊田労働基準監督署が19年9月、遺族の主張に沿う形で労災を認定。豊田社長はこの直後に遺族を訪ね、因果関係を一転して認めた。…

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