「1人じゃない」コロナ下の炊き出し弁当に添えた4000通の手紙

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ホームレスや生活困窮者らに渡される手紙が添えられた炊き出し弁当=北九州市小倉北区で2021年5月28日午後8時13分、矢頭智剛撮影
ホームレスや生活困窮者らに渡される手紙が添えられた炊き出し弁当=北九州市小倉北区で2021年5月28日午後8時13分、矢頭智剛撮影

 北九州市のNPO法人「抱樸(ほうぼく)」が、生活困窮者らに渡す弁当に直筆の手紙を添える取り組みを続けている。新型コロナウイルスの影響でコミュニケーションが制約されるなかで発案。賛同の輪は全国に広がり、ボランティアたちが昨春からつづった手紙はこれまでに4000通を超えた。「一緒に大変な時を乗り越えていきましょう」。メッセージの数々が、孤立しがちな人たちを支えている。

 5月28日夜、北九州市小倉北区の勝山公園で、抱樸による炊き出しがあった。そぼろ飯や卵焼きが入った弁当100食には全て、割り箸とともに1通の手紙が輪ゴムでとめられていた。生活保護を受けて市内のアパートに1人で暮らす男性(75)は「ほっとあたたかなひとときがあなたに訪れますように」と書かれた手紙を記者に見せ「心がこもっとるよ」とはにかんだ。

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