チャンスが未来を生む　元難民のオリンピアン、グオル・マリアルさん

　内戦が続いた北アフリカのスーダン南部から逃れ、オリンピック2012年ロンドン大会と16年リオデジャネイロ大会の男子マラソンに出場したグオル・マリアルさん（37）さんがオンラインで、オリンピックのこと、難民のこと、平和や差別について語った。グオルさんを追ったドキュメンタリー映画「戦火のランナー」（ビル・ギャラガー監督）も6月5日から全国で順次公開された。【聞き手・及川玲、本橋由紀】

　――グオルさんは、ロンドンでは難民として、リオでは南スーダン代表としてオリンピックに出場されました。オリンピックにはどのような思い出がありますか？