朽ちてなお美しく…廃虚の女王「マヤカン」 神戸のマヤ遺跡を巡る

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「マヤカン」こと旧摩耶観光ホテル=神戸市灘区で2021年5月14日午後2時12分、菅沼舞撮影
「マヤカン」こと旧摩耶観光ホテル=神戸市灘区で2021年5月14日午後2時12分、菅沼舞撮影

 神戸には「マヤ遺跡」がある。「古代マヤ文明」の名残ではない。摩耶(まや)山(標高702メートル)に点在する中世~現代の歴史遺構をそう呼ぶらしい。その一つ、「廃虚の女王」と冠された「マヤカン」(旧摩耶観光ホテル)は今夏にも国の登録有形文化財になると聞き、5月、マヤ遺跡を巡るツアーに同行した。【菅沼舞】

 ツアーは「摩耶山・マヤ遺跡ガイドウォーク」。摩耶山の活性化に取り組む市民有志「摩耶山再生の会」が主催している。案内人は同会事務局長の慈(うつみ)憲一さん(55)。地元出身、生粋の“マヤ人”だ。「なぜ摩耶山には遺跡が残っているのか。それは建物を撤去する重機が運び込めないからです。壊したものは地面に埋める。それがマヤ遺跡」。摩耶ケーブル虹の駅そばの展望台の地面を指し示す慈さんの言葉に、参加者がどっと…

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