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水谷孝次(みずたに・こうじ)さん(70)
「人間は笑顔のコミュニケーションで数々の危機を乗り切ってきたはず。しかしコロナ禍で、マスクに隠されて表情も心も見えなくなり、笑いを忘れた時代になっている」
そのような思いから今年3月、絵本「みんなのSDGs・未来を変えるメッセージ」(リベラル社)を共著で出した。環境破壊や格差に直面する世界の現状を、子どもにも分かる平易な言葉とイラストで解説。SDGs(持続可能な開発目標)達成のための取り組みを、一人一人が身近な生活で実践すれば「笑顔の地球」にできると訴えた。
大学卒業後、グラフィックデザイナーの道に。バブル経済期には大企業の広告を多く手がけ、お金と賞をたくさんもらうことが最高のデザインと思っていた。だが1995年の阪神大震災で被災者支援のポスターを制作したのを契機に、人を笑顔にして世界を平和にするのが究極のデザインだと確信した。
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