自民・岸田氏が「政治とカネ」改革を要求 飛べない鳥は変わるのか

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
自民党総裁選を終え、会場を出る岸田文雄政調会長(当時、中央)=東京都内のホテルで2020年9月14日午後3時44分、長谷川直亮撮影
自民党総裁選を終え、会場を出る岸田文雄政調会長(当時、中央)=東京都内のホテルで2020年9月14日午後3時44分、長谷川直亮撮影

 4月の参院広島選挙区の再選挙で自民党県連の会長として陣頭指揮を執り、敗北した岸田文雄前政調会長が、「政治とカネ」の問題で発信を強めている。党内で「飛べない鳥」とやゆされてきた伝統のハト派派閥、宏池会(岸田派の正式名称)。番記者に復帰したばかりの私は、普段温厚なはずの岸田氏の発言ぶりに少々驚いた。久しぶりに見る岸田氏に何があったのか、と。

「黙して語らず」 過去のこと?

 「政治とカネは、次期党総裁選でも大きな争点の一つとなる」。岸田氏は4月28日の岸田派の例会後、記者団にそう言い切った。この問題で「具体的に行動することが大事だ」と強調し、5月12日には二階俊博幹事長に対し、選挙違反事件で失職した議員の歳費を返還させる法改正を検討するよう申し入れた。

 私は2015~18年に番記者として外相や政調会長だった岸田氏を取材した。当時の岸田氏は、本当は言いたいことがあっても政府・与党の方針に従うことを優先し、「黙して語らず」のようなところがあった。ところが通算4年目の番記者になった今回は、…

この記事は有料記事です。

残り1364文字(全文1809文字)

あわせて読みたい

この記事の筆者
すべて見る

注目の特集