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ミャンマークーデター

ミャンマー国軍がクーデターを起こし、アウンサンスーチー氏らを拘束。市民や国際社会からは抗議と批判が相次いでいます。

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迫害逃れ24年 ミャンマー難民男性が波乱の人生で見つけた夢とは

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ロシア総領事館前で訴えるアウンミャッウィンさん(左端)=大阪府豊中市で2021年2月17日、平川義之撮影
ロシア総領事館前で訴えるアウンミャッウィンさん(左端)=大阪府豊中市で2021年2月17日、平川義之撮影

 国軍のクーデターと抗議デモへの弾圧で多くの市民が命を落とし、混迷が続くミャンマー。1988年の民主化運動に参加して弾圧から逃れ、日本で17年前に難民認定されたミャンマー人の男性は「民族や宗教などの違いを認め合い、差別意識をなくす教育が根付けば平和になるはず」と話す。少数民族や少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」などへの差別意識が根強い祖国。障害者やLGBTなどの性的少数者、外国人らも含めた共生社会を目指す日本の人々と政府を信じ、後押しを訴える。

 難民認定者のアウンミャッウィンさん(47)=大阪市=は2月中旬、大阪府豊中市の在大阪ロシア総領事館前でミャンマーからの技能実習生らの仲間と共に、国軍に拘束されたアウンサンスーチー氏の写真を掲げて早期解放を訴えた。中国、米国、インドネシアの各領事館にも支援を求めている。

 ウィンさんも学生時代、民主化運動に身を投じて危険にさらされた。祖国で再び民主化を求めて闘う若者に、かつての自分の姿を重ねて心を痛める。「軍事政権はもうたくさんだ」

差別される日常、怒りの矛先は軍政へ

 最大都市ヤンゴンで空手教室を経営する4人家族の長男として生まれた。インド系など四つの民族の血が流れる。仏教徒だが、人口の約7割を占めるビルマ族ではないマイノリティーだ。幼少期からインド系を蔑視する「カラー」という差別用語を浴びせられ、周りの子…

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【ミャンマークーデター】

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