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集団接種もトヨタ式「カイゼン」 時間短縮、受け入れ1.5倍に

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接種を受ける人が効率良く動けるよう、会場内は入り口から出口まで「一筆書き」で進む動線になっている=愛知県豊田市で2021年6月6日午前10時16分、高井瞳撮影
接種を受ける人が効率良く動けるよう、会場内は入り口から出口まで「一筆書き」で進む動線になっている=愛知県豊田市で2021年6月6日午前10時16分、高井瞳撮影

 新型コロナウイルスのワクチン集団接種で、トヨタ自動車が地元・愛知県豊田市の会場に生産性を高める「トヨタ方式」の専門社員を派遣、接種にかかる時間を短縮し、受け入れ人数が初回と比較して1・5倍となる成果を上げている。医師には「無駄な作業が減り、大事な予診や接種に専念できる」、利用者にも「早いし、わかりやすい」と好評な現場を取材した。

 会場のスタッフや医療従事者に交じり、さりげなく人の流れに目を光らすのは通称「カイゼン部隊」。工場の生産性向上指導に携わるベテラン社員だ。入り口で提出書類をはさむバインダーが少ないことに気づくと、「出口で回収して戻すタイミングの共有が必要ですね」と言い、スタッフの元に駆け寄っていった。

 同市は会場確保が難しい郊外などでトヨタに協力を要請、するとトヨタは「場所以外にも力になりたい」と人材やノウハウの提供を申し出た。電源なしに長時間保冷できる専用箱を持つヤマト運輸や地元医師会も協力し、2月から準備を進めてきた。市によると、会場設営に企業が関わるのは全国的にも珍しいという。

 トヨタの工場では、期限内に目標の生産数を確保するため、一つ一つの工程にかかる時間を秒単位で設定している。集団接種会場にもこの考えを応用。待機時間を含め会場滞在を30~40分以内に抑えることを目標にし、「上着…

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